憖
なまじ
副詞頻度ランク #31807 · 青空 34 例
標準
thoughtlessly
文例 · 用例
名は小使だが、一平には特殊の技能と一種の特權があツて、其の解剖室で威張ることは憖ツかの助手を凌ぐ位だ……といふのは、解剖する屍體を解剖臺に載せるまでの一切の世話はいふまでも無い。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
丁度淨土門の信者が他力本願に頼る以上は憖じ小才覺や、えせ物識を棄てて仕舞はねばならぬやうなものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
辣韮と蚕豆と、ずり落ちた崖土に、無性矢鱈に匍ひ廻つたお薯の蔓、地がじめ/\、風がじめ/\、たまさか、真黄色に照り反す大船の帆は見えても、海も見えずよ、憖ひ、波の音ばかりがぐわうと空つ腹を掻き廻す、俺ちの畑は窪地の日かげ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
憖ひ継子などに生れたらんよりは、かくて在りなんこそ幾許か幸は多からんよ、と知る人は噂し合へり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
おのれも始め美人の英語を用ゐむと思ひしかど、かかる造語は憖に理詰ならむよりは、出まかせの可笑き響あらむこそ可かめれとバイスクリイムとも思着きしなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
又考へて見ると、憖ひ人などを信じるよりは金銭を信じた方が間違が無い。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
貫一は憖に彼を窘めじと、傍より言を添へぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
むづかしげに暮山を繞りし雲は、果して雨と成りて、冷々と密下るほどに、宵の燈火も影|更けて、壁に映ふ物の形皆寂く、憖ひに起きて在るべき夜頃ならず。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
「憖そんなことを言ったばかりに、かえって彼女の機嫌を損ねてしまった。」
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「憖手を出したせいで、事態は修復不可能なほどにこじれてしまった。」
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「憖情けをかけたのが間違いだったと、彼は後になって深く後悔した。」
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標準
halfway
作例 · 標準
「憖な知識があるせいで、専門家の意見を素直に聞き入れることができない。」
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「憖に裕福な家庭に育ったことが、彼の自立心を妨げる原因になったのかもしれない。」
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「憖な実力があると、かえって慢心して努力を怠ってしまうものだ。」
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