造精
ぞうせい
名詞
標準
文例 · 用例
併し淫念もまた或器分、即ち生殖系器の發達に伴なつて萌し來るものであり、造精器の摘出によつては殆ど亡滅するものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
しかし淫念もまた或る器分即ち生殖系器の発達に伴って萌し来るもので、造精器の摘出によっては殆んど滅亡するものである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
時代人の略々共通な心的要求に沿い、注文主の観念と建築家の芸術的技術的創造精神との現われだ。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
)を認めながら、なほかつ、戯曲の「文学性」ならぬ「舞台性」乃至「劇場性」が、社会的条件によつては、戯曲家の創造精神に一つの基準を与へるであらうことを強調してゐるのをみればわかる。
— 岸田國士 『批評家・作家・劇場人』 青空文庫
過去の遺産に恋々たるよりは、国民の進歩的な創造精神を鼓舞するのが賢明な政治であると思ふ。
— 岸田國士 『官立演劇映画学校の提唱』 青空文庫
とはいえ、彼の素直な創造精神があらゆるマナリズム、あらゆる公式主義の敵であったことを思えば、右のような分析法を彼の作品表の全面に及ぼすことは、当然つつしまなければならないであろう。
— 神西清 『チェーホフの短篇に就いて』 青空文庫
是非ともなければならない、という必須のものではないが、バルザックでも、ドストエフスキーでも、ヤジウマ根性の逞しい作家は、作家的にも逞しいのが通例で、小林と福田は、日本の批評家では異例に属する創造的作家であり、その人生を創造精神で一貫しており、批評家ではなくて、作家とよぶべき二人である。
— 熱海復興 『安吾巷談』 青空文庫