珍酒
ちんしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
阿羅岐の蘇古珍酒、裸形の妖女に溺れつくして狂乱、泥迷に昼夜を頒たねば、使ふに由なき黄金は徒らに積り積るのみ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
僕は珍酒コンコドスを一つ盛り合わせてコンコドス・カクテルとゆくかな」「コンコドス?
— 海野十三 『地獄街道』 青空文庫
そのうち珍酒を振舞候はんとて、とり/″\の名酒あまたよせて、すゝめにける。
— 国枝史郎 『五右衛門と新左』 青空文庫
昔ローマの貴族たちが腹いっぱい美味珍酒をつめこみ、入らなくなると吐き出して胃を空にして、またも山海の珍味を飽食して、ただ食欲の満足、舌の快楽のみを求めた話がありますが、それと同じ愚かさを性欲の方では現代人もやっているわけですな。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫