高目
たかもく
名詞
標準
4-5 point
文例 · 用例
撫肩の衣紋つき、少し高目なお太鼓の帯の後姿が、あたかも姿見に映ったれば、水のように透通る細長い月の中から抜出したようで気高いくらい。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
同じヤマコを張るなら、高目に張る方がよいと、つい鼻の先の通天閣を横目に仰いで、二階建ての屋根の上にばかに大きく高く揚げたのだ。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
憚りながらもツイ高目な聲で、十二よ、いゝヱ十三よ、と爭ひながら、めい/\に指を折りつゝ何やら數へてゐる。
— 若山牧水 『たべものの木』 青空文庫
至善とは、人間行爲の最高目的として吾人の理想せる觀念なり。
— 高山樗牛 『美的生活を論ず』 青空文庫
正面に高目の小舞台、真赤な幕が垂れ下っていた。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
第一球は高目のカーブであった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
一言にしていわば、これぞ我祖先が以て教育の最高目的となしたる、品格ちょうものを、吾人より奪い去りたるものなる。
— 新渡戸稲造 『我が教育の欠陥』 青空文庫
もとより最高目的としてはわが國體や國情がそれを容るすべくも無かつたが、たまたま憲政の創立に相應の刺戟を與ふる役目をなし遂げたのである。
— 蒲原有明 『創始期の詩壇』 青空文庫
作例 · 標準
彼は序盤から積極的に高目に打ち込み、大きな模様を築こうとした。
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定石通りに打つのではなく、あえて高目を選んで相手を揺さぶる。
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師匠の打った高目の一手には、深い読みと意図が込められていた。
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