ええじゃないか
ええじゃないか
名詞
標準
carnival-like religious celebrations (e.g. dancing festivals) that occurred across Japan from June 1867 to May 1868
文例 · 用例
おりから伏見には伊勢のお札がどこからともなく舞い降って、ええじゃないか、ええじゃないか、淀川の水に流せばええじゃないかと人々の浮かれた声が戸外を白く走る風とともに聴えて、登勢は淀の水車のようにくりかえす自分の不幸を噛みしめた。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
村人四 あなな気の毒な人、来いでもええじゃないか。
— 菊池寛 『義民甚兵衛』 青空文庫
知らん顔をして註文通りにして遣った方が、こっちの腹を見透かされんで、ええじゃないか。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
「何、そうでもないが、子供はかあいがッた方がいいさ」 「でもあなた、厳父慈母と俗にも申しますに、あなたがかあいがッてばかりおやンなさいますから、ほんとに逆さまになッてしまッて、わたくしは始終しかり通しで、悪まれ役はわたくし一人ですわ」 「まあそう短兵急に攻めンでもええじゃないか。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
「何、そうでもないが、子供はかあいがッた方がいいさ」「でもあなた、厳父慈母と俗にも申しますに、あなたがかあいがッてばかりおやンなさいますから、ほんとに逆さまになッてしまッて、わたくしは始終しかり通しで、悪まれ役はわたくし一人ですわ」「まあそう短兵急に攻めンでもええじゃないか。
— 徳冨蘆花 『小説 不如帰』 青空文庫
同時に、どこから起こったとも言えないような「ええじゃないか」の句に、いろいろな唄の文句や滑稽な言葉などをはさんで囃し立てることが流行って来た。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
ええじゃないか、ええじゃないかこよい摺る臼はもう知れたもの婆々さ夜食の鍋かけろええじゃないか、ええじゃないか だれもがこんな謡の囃子を小ばかにし、またよろこび迎えた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
この「ええじゃないか」が村の年寄りや女子供までを浮き浮きとさせた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
ええじゃないか、もう仕事は終わったんだからお酒を飲もうぜ。
給料も上がったし、新しい車を買ってもええじゃないか。
毎日働いてるんだからたまには贅沢してもええじゃないか。
子供たちも寝たし、夫婦で映画を見てもええじゃないか。
ウィキペディア
ええじゃないかは、日本の江戸時代末期の慶応3年(1867年)8月から12月にかけて、近畿、四国、東海地方などで発生した騒動。「天から御札(神符)が降ってくる、これは慶事の前触れだ」という話が広まるとともに、民衆が仮装するなどして囃子言葉の「ええじゃないか」などと連呼し、集団で町を練り歩きながら熱狂的に踊った。大政奉還、王政復古の大号令の時期である。