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青漆

あおうるし
名詞
1
標準
文例 · 用例
それから、朱、青漆、朱うるみ、ベニガラうるみ、金|白檀塗り、梨子地塗りなど。
彫刻修行のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
見事な紅葉の枝をゆッさりと上にのせて金鋲青漆の女駕、供人は紅白ちりめんの裲襠、いずれも、御守殿風な女ぞろいで、これまた、手に手に紅葉の枝を持っているので、前後を照らす明りをうけた盛観は、むしろ夜行の鬼女の群がりかとも凄かったのです。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
「これッ」「お駕わきへ――」と、仲間の提灯と、紅葉を投げて騒ぎ乱れた紅白の女房たちが、青漆砂子塗の女駕と娘の間を遮って、「寄ってはならぬ」「無礼もの!
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
そして薩艦春日丸から下船した青漆塗り長柄の駕が五挺、燃えさかる篝火と雪明りの中を、埠頭の方から、ものものしく歩いて来る。
吉川英治 松のや露八 青空文庫
そこには、雪のせ笹の金紋を印した三つの青漆葛籠が山形に積みかさねてある。
船路の巻 鳴門秘帖 青空文庫
そこの古いお厨子は青漆塗りで玉虫貝の研ぎ出しであったかと思う、その厨子の前へ、朝に夕に眉目のいやしくない老婆が、合掌する、不思議はない、御先祖を拝むのだ。
剣山の巻 鳴門秘帖 青空文庫
――沈め刀に青漆をさして、小さく、「八寒嘯」 と、彫りつけてある。
吉川英治 八寒道中 青空文庫