一度も
いちども
表現
標準
(not) even once
文例 · 用例
午後の五時から七時までのその夜学では、生徒は勤め人かそれとも他の学校に席を有してゐるものであり、如何にもみんな一寸顔を出してゐるといつた気持で来てをり、二年間一緒の教室にゐて、一度も話を交はさずに終る男もあるのである。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
だが僕との交際に於ては、一度もそんな會話をしなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
あそこの所には苦心をしました、など一度も言った事が無い。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
あれももう私は、ごめんです)あなたも作家、私も作家、けれども今まで一度も逢った事は無し、またお互いにその作品を一度も読んだ事のない者どうしが、ふっとした事で、こうして長い手紙を交換する。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
だがそれを自分で確めたことは甞て一度もなかつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
一度も小学から私の不可ないことを知らせた手紙が来た時なぞ、父はそれを仏壇にのせて泣いた後、取りあへず手近にあつた六百円を出して、私にアメリカに蜜柑揉ぎにでも行けと言つたことがあつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
その後|田舎へ帰ってからも、再び東京に出た後も、つい一度もやもりというものを見なかったが、駒込の下宿に移って後、夏も名残のある夜の雨にこの暗闇阪のやもりを見つけた時、十九の昔の一夜がありあり思い出された。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
気を付けていたにもかかわらず一度も柱を登る姿を見た事がない。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
作例 · 標準
子供の頃、ピーマンが苦手で、給食に出ても一度も口に運んだことがなかった。
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その高度な数式を理解するのに数週間かかったが、一度も躓くことなく解読できた。
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彼女のプレゼンテーションはいつも斬新で、聴衆を退屈させたことが一度も無い。
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「え、まだ一度も会ったことがないの?それは意外だね!」
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