飯場
はんば
名詞
標準
construction camp
文例 · 用例
釜石よりの帰り宮沢賢治かぎりなく鳥はすだけどこゝろこそいとそゞろなれ竹行李小きをになひ雲しろき飯場を出でぬみちのべにしやが花さけばかうもりの柄こそわびしきかすかなる霧雨ふりて丘はたゞいちめんの青谷あひの細き棚田に積まれつゝ廐肥もぬれたり
— 宮沢賢治 『釜石よりの帰り』 青空文庫
川下の方の捲上げ道を登れば、そのまま彼等は飯場まで帰る事が出来た。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
飯場には吹き曝しであるにしても風呂が湧いていた。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
若し、飯場の人たちが、親も子も帰らない事を気遣って、探しに来なかったならば、その親たちと同じ運命になるのであったほど、執拗に首を擡げる事を続けたであろう。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
飯場の血気な労働者たちは、すっかり暗くなった吹雪の中で、屍体の首を無理にでも持ち上げようとする、子供たちを見て、誰も泣いた。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
廃坑春ちかけれど坑々の、 祠は荒れて天霧し、事務所飯場もおしなべて、 鳥の宿りとかはりけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
が、仏法僧のなく音覚束なし、誰に助けらるるともなく、生命生きて、浮世のうらを、古河銅山の書記になって、二年ばかり、子まで出来たが、気の毒にも、山小屋、飯場のパパは、煩ってなくなった。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
大山は、丁場を休んでいたので、そのハガキを見ると、すぐに叔母に返事を出して、飯場の暗がりの中に、仰向けに引っくりかえった。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
橋の建設現場の近くに、作業員のための飯場が設けられた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は若い頃、飯場で働きながら学費を稼いだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
飯場の食事は質素だが、栄養はしっかり考えられていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash