ニューム
ニューム
名詞
標準
aluminum
文例 · 用例
頸を伸ばして隣りの三畳間を覗くと、三畳間の隅に、こわれかかった七輪が置かれてあって、その上に汚く煤けたアルミニュームの薬鑵がかけられている。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
そして靜かにマッチをすつて瓦斯七厘に火をつけた、青い火が燐のやうに淋しく靜かな音をたてて燃え出し、ニュームの鍋が清らかな色を投げたのである。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫
『近代詩歌』の四月号に彼の詩『鍋焼うどん』といふのがあり宵暗の都市に親子の貧しい、うどん売子の熱いアルミニュームの鍋に、彼が渇いた唇をあてゝ『子がしつらへて親がはこぶなり』とせち辛い浮世の味ひを歌つてゐたので私は彼に旭川の鍋焼を喰べに来いと葉書をやつた。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
私は彼に土鍋のうどんを喰べさして見たかつたのだ、だが悲しいことには、最近の旭川の鍋は、土鍋の風味はなく、みなニュームになつてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
だが鍋はニュームに化しても、旭川特有の『夜半の濃霧』の中にまよひ出て、風土の立ち食ひをさして見たい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
外の土の上には小さい花壇が作られてゐて、赤いゼラニュームや、その外の花の色が目立つてゐた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
そこを閉めると余計に小暗くなつてしまふ板の間に、おくみはどんよりした戸棚から煮物の砂糖の入れものを出したりして、うつたうしくこゞんで、アルミニュームの手鍋の下の瓦斯を捩ぢた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
余は、とたんに、給仕の高木にやった金二十五銭のアルミニューム貨のことが、恨めしく思い出された。
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
作例 · 標準
古い工場には、ニューム製の機械が今でも現役で稼働している。
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ニュームは軽くて丈夫なため、航空機材料としても利用される。
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「この鍋、ニューム製だから軽くて使いやすいよ。」
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