応之
おうの
名詞
標準
文例 · 用例
――読者は併し特別な要素である、と云うのは読者は新聞記者其他のように新聞社組織に組み入れられたものではなくて、一応之から独立した人的要素であるから。
— 戸坂潤 『辞典』 青空文庫
これ等の範疇が存在性の概念を云い表わすことは一応之を承認しなければならない。
— 戸坂潤 『空間概念の分析』 青空文庫
先は右一応之御礼迄申上候。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
然るに先代長政が臨終に、利章と小河とが聞き取つた遺言には、國政萬端利章、一成、内藏允の三家老で相談し、重大な事は一應之房、利安の兩隱居に告げて取り極める筈になつてゐる。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
――大切之御用御勤被成候褒美として、大才之御許に相應之御昇進有之候樣、相祈申候――。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫