刑部省
ぎょうぶしょう異読 うたえただすつかさ・うたえのつかさ
名詞
標準
Ministry of Justice (1869-1871)
文例 · 用例
そんな風なので、父は書や画などを好み、剣術は北辰一刀流の、お玉が池千葉の弟子になって、かなりな使い手になっていたので、彼は江戸ッ児でも、江戸城本丸明け渡しのあとを、守護する役などに用いられたりして、刑部省へ出頭するようになった。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
門から門へ そこは、王朝官衙の八省のひとつ、刑部省の門内にちがいない。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
かつては、弾正台もあったが、今は廃され、代るに、検非違使庁が、設けられ、近頃になっては、刑部省行政のうちで、もっとも活溌な一機関となっていた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
もしな、そのおてがみを、直々に、忠平公へ出す折、何ぞ、途中の事どもを、公のお口からたずねられたら、云々の理由で、刑部省の獄司、犬養の善嗣に、一夜、たいそう心あたたかな親切によく世話してもろうたと……そこは、お聞えよく、話しておくりゃれ。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
あんなに、虫のいい依頼をした刑部省の獄司ですら、食物などは囚人にくれる粥しか与えはしなかった。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
すると、折わるく、その晩、刑部省の下役のものが、後涼殿に何か見まわる用があって、足のついでに、そこを覗いた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
素朴な読書子 いかめしい、八省十二門のうちには、兵部省もあり、刑部省もあり、また市中には、検非違使もいるのに、どうしてそんな群盗どもに横行されているのか、小次郎には、ふしぎでならない。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
こういう大官や宮廷のもとに、ひとり刑部省や兵部省の官人たちだけが、精勤とまごころを以て、服務を看ているはずもない。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
標準
Ministry of Justice (under the ritsuryō system)
ウィキペディア
刑部省 は、古代日本の律令制下の八省の一つ。
出典: 刑部省 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0