命令書
めいれいしょ
名詞
標準
decree
文例 · 用例
所長は肥った白い手首に※をもたせて扇風機にあたりながら新聞を見ていましたが、わたくしが行くとだるそうにちょっと眼をあげて、それから机の上の紙挾みから一枚の命令書をわたくしによこしました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
トルコ軍の上官たちは、その上に立つてゐるドイツの将校の命令書なぞを、その乞食が坐つてゐるそばで読み上げて会議をしたりします。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
その弁護士なるものは大部分、法廷の四角ばった命令書の口まねをして満足しているものなんだがね。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
松平のお殿さまからのお差し紙でござえますから、きっとまた何か突発したにちげえござんせんぜ」 しかし、案に相違して、そのお差し紙は、あすの吉例上覧お能に、警固のため出頭しろとのご命令書でしたから、ようやく納まりかかった伝六太鼓がまた鳴りかけようとしたとき――、今度はやさしくおとなう声がありました。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
……さあ、そこで連隊命令を伝える」 川村中尉は不動の姿勢で、連隊長の命令書を読むのをまった。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
ソコで東京府も私に対して自から義理が出来たような訳けで、屋敷地の一条もスラ/\行われて、島原の屋敷を上地させて福澤に拝借と公然命令書が下り、地所一万何千坪は拝借、建物六百何十坪は一坪一円の割合にて所謂大名の御殿二棟、長屋幾棟の代価六百何十円を納めて、いよ/\塾を移したのが明治四年の春でした。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
五月廿七日、鉱毒防禦工事命令書が鉱業人古河市兵衛へ達せられた。
— 木下尚江 『政治の破産者・田中正造』 青空文庫
事態切迫専断実行の場合御高察の程|偏に御願申上候、云々』 老農の歌へる「渡良瀬の詩」世間は、去る三十年五月の「鉱毒防禦工事」の命令書で、鉱毒問題は既に解決して了つたものと思つて居る。
— 木下尚江 『政治の破産者・田中正造』 青空文庫
作例 · 標準
皇帝は民衆に新たな命令書を発布し、税の増額を告げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
裁判官は被告人に対し、即時退廷を命じる命令書にサインした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この古文書には、王が騎士に土地を与えることを記した命令書が挟まっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite