油布
あぶらぬの異読 ゆふ
名詞
標準
oil-soaked cloth
文例 · 用例
可笑しいことには、古来の屋根の一型式に従ってこけら葺の上に石ころを並べたのは案外平気でいるそのすぐ隣に、当世風のトタン葺や、油布張の屋根がべろべろに剥がれて醜骸を曝しているのであった。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
油布の支那服なぞ着て、大陸政策の会合なぞへも出た。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
新宅のことで、夜番の燈火を表にあげる時には、毎朝々々夜明け前の軒行燈の下掃除をして置いて、その油布巾で戸障子の敷居などを拭いたものであつたともいふ。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
防寒のために荒羅紗を入れ、黒い油布を張った上から鋲をうちつけた、あたりまえのロシアの戸だ。
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
そうして事務室の隅から隅へずしずしと足早に歩き廻って、探るような眼つきで書類のはいった古戸棚や油布張りの椅子をじろじろ眺めたり、時には護送人の方をちらりと見たりする。
— КРАСНЫЙ ЦВЕТОК 『紅い花』 青空文庫
それから、型の如く煤けた天井と、同じく煤けたシャンデリアで、それにはカットグラスが沢山ぶらさがっていて、給仕が型の如く、海辺に集う鳥の数ほど夥しい茶碗を載せた盆を、大胆に振り廻しながら擦りきれた油布の上を駈けまわるたんびに、跳ねあがったり、ちりんちりん音を立てたりする。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
子供の旅立ちを見送りに来た親たちに、顔を見せると、すぐに桐油布を被せてしまって、子供たちに里心を起させないようにしたという、みじめさだ。
— 長谷川時雨 『西川小りん』 青空文庫
黒油布張りの扉を開けるなり入ったナースチャは、首をのばし、「ヘーイ、シューロチカ!
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
作例 · 標準
油布について考える必要があります。
この油布は非常に重要です。
油布の意味を理解することが大切です。
多くの人が油布について知っています。
標準
oilskin
作例 · 標準
油布について考える必要があります。
この油布は非常に重要です。
油布の意味を理解することが大切です。
多くの人が油布について知っています。