ぺら
ぺら異読 ペラ
名詞
標準
(unfolded) thin sheet of paper
文例 · 用例
あいつの素顔は、眼も口も眉毛もないのっぺらぼうさ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
天幕が霧の中に、小さくぼんやり見える、四ツ柱に、油紙がぺらぺらとして、田舎の卵塔場のようだ、今まで、あそこに寝ていたのか知ら……この霧と雨の中を、たった紙一枚の下に……火光がパッとさす、霧の水球が、美しい紫陽花色に輝いたかとおもうと、消えた。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
厚紙か何かの筒の横腹から四つ足を出したものが猫の胴になりその一端に薄っぺらな短い尻尾が付いている。
— 寺田寅彦 『猫六題』 青空文庫
しかし非常に粗末な薄っぺらな品である。
— 寺田寅彦 『石油ランプ』 青空文庫
つい近頃本屋の棚で薄っぺらな「インゼル・ビュフェライ叢書」をひやかしていたら、アレクサンダー・ウラールという人の『老子』というのが出て来た。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
どうして俺が毎晩家へ帰つて来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選りに選つてちつぽけな薄つぺらいもの、安全|剃刀の刃なんぞが、千里眼のやうに思ひ浮んで来るのか――お前はそれがわからないと云つたが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやつぱり同じやうなことにちがひない。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
彼等のその最後の顏は、八日過ぎると、もう穴があき、あつちこつち紙のやうに薄つぺらになる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
いつから、こんな、 ぺらぺら赤い火になったろう。
— 宮沢賢治 『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』 青空文庫
作例 · 標準
企画書を「ぺら」で1枚にまとめて持ってくるよう、上司から指示された。
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雑誌の付録についていた「ぺら」のポスターを、壁に画鋲で貼り付けた。
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会議の資料が「ぺら」のコピー用紙1枚きりだったので、内容の薄さが心配になった。
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標準
200-character writing paper
作例 · 標準
脚本家が徹夜で書き上げた「ぺら」を、プロデューサーが慌てて回収していった。
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小説のコンクールに出すために、毎日「ぺら」で10枚分ずつ執筆を続けている。
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昔の作家は、この「ぺら」の積み重ねで不朽の名作を生み出してきたのだ。
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標準
paper money
作例 · 標準
ギャンブルで大勝ちした彼は、財布から「ぺら」を数枚取り出してチップとして渡した。
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鞄の底を漁っていたら、いつ入れたのか分からない「ぺら」が出てきて得した気分だ。
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彼はポケットからクシャクシャになった「ぺら」を出し、自動販売機に無理やり入れた。
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