幻辞.com

臨終の床

りんじゅうのとこ
表現名詞
1
標準
deathbed
文例 · 用例
臨終の床の中でも、彼は逢ふ人毎にそれを説いた。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
十年前|臨終の床で自分の手をとり泣いて遺命した父の惻々たる言葉は、今なお耳底にある。
中島敦 李陵 青空文庫
瑠璃子と云う名が、青年の臨終の床で叫ばれた以上、如何なる意味かで、青年と深い交渉があるだろうと思ったのは、自分の思い違いかしら。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
まだ長吉丸といっていた十三歳の昔、父秀康卿の臨終の床に呼ばれて、「父の亡からん後は、国老どもの申すことを父が申すことと心得てよく聞かれよ」と諭されたことを、大事に守っていた。
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
瑠璃子と云ふ名が、青年の臨終の床で叫ばれた以上、如何なる意味かで、青年と深い交渉があるだらうと思つたのは、自分の思ひ違ひかしら。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
「たった一つの手ぬかりというのは、犯人が、臨終の床へ、探偵を呼び寄せて、手ぬかりの意味をたずねたことです…………」       五「総監は私の言葉が終るか終らぬに絶命しました」と、松島氏は語った。
小酒井不木 外務大臣の死 青空文庫
細君思いの谷村は、夫人の臨終の床で必ずかたきをとってやると誓った。
小酒井不木 謎の咬傷 青空文庫
母の臨終の床でも私はあまり泣かなかったし、それからいろいろの儀式のうちに礼装をした父が白いハンカチーフをとり出して洟をかむときも、並んで坐っている私はその父の姿を渾心の力で支えるような気持で矢張りあまり泣けなかった。
宮本百合子 青空文庫
作例 · 標準
遠くに住む親戚が、祖母の臨終の床に駆けつけようと、慌てて新幹線に飛び乗った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は父親の臨終の床で、家業を継ぐことを固く約束した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その偉大な作家は、臨終の床でさえ、未完の小説のことを気に掛けていたという。
幻辭AI · gemini-2.5-pro