頓馬
とんま
形容動詞名詞
標準
idiot
文例 · 用例
そこで生活で敏活な人が芸術で敏活とはいかないし、芸術で敏活な人が生活では頓馬であることもあり得る。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
)(さればさの、頓馬で間の抜けたというのはあのことかい。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
私は自分の頓馬を恥じた。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
)(然ればさの、頓馬で間の抜けたといふのは那のことかい。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
どうせ吉弥が僕との関係を正直にうち明かすはずはないが、実は全く青木の物になっていて、かげでは、二人して僕のことを迂濶な奴、頓馬な奴、助平な奴などあざ笑っているのかも知れないと、僕は非常に不愉快を感じた。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
あいつも随分頓馬な奴だから、青木のいないところで、ちょっと両親に含ませるだけの気は利くまい。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
その時小使が頓馬な顔つきでドアを開けて、空の薬鑵を持って帰らうとしかけたが、「それは後にしてくれ給へ。
— 原民喜 『奇蹟』 青空文庫
あれが村に來る度に、百姓がだん/\半可臭くなつて、頓馬になつてゆくんだ。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、また忘れ物をした。本当に俺は頓馬だな。」
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あの頓馬な男は、いつも肝心なところで失敗する。
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彼は少し頓馬なところがあるけれど、憎めない人だ。
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