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金錆

かなさび
名詞
1
標準
rust
文例 · 用例
」 金錆汁の流れ出た駅までの泥路も、二人で逃げるのだと思うとそんなに遠くはないものだ。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
線路は油や金錆に染った砂利の上に何本も光っていた。
芥川龍之介 青空文庫
さうして、金錆の出たやうな御影の大きな石燈籠が、によつきり立つて居た。
折口信夫 戞々たり 車上の優人 青空文庫
第三篇  感激空しい月日のぴんぴんいとひき車、古手の『人生觀』がこほんこほんと咳をして、さて金錆びのした嗄れ聲、――感激とは萬朶の火の花だよ。
福士幸次郎 展望 青空文庫
東のほうに遠く、隣藩との境をなす伊鹿山が見え、その上にひろがっている棚雲が、金錆色に染まっていた。
山本周五郎 橋の下 青空文庫
かくしていよいよ最後の花の座が、あたかも静寂な暮れ方の空をいろどる夕ばえのごとき明るくはなやかなさびしさをもって全巻のカデンツァをかなでることになっているのである。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
嘆息と涙とのあとに、静かなさびしいしかし甘い安静が来た。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
霧島は霧にかくれて赤とんぼ病人連れて秋雨のプラツトホーム霧島は霧にかくれて見えない、たゞ高原らしい風が法衣を吹いて通る、あちらを見てもこちらを見ても知らない顔ばかり、やつぱりさびしいやすらかさ、やすらかなさびしさに間違いない。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
作例 · 標準
海沿いの古いフェンスは、潮風に晒されて真っ赤な金錆に覆われている。
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「このナイフ、しばらく使わないうちに金錆が浮いてきちゃったな。研がないと」
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コンクリートの壁に、内部の鉄筋から染み出した金錆が茶色の筋を作っている。
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大切にしていた自転車のチェーンが金錆で真っ赤になり、ギシギシと悲鳴を上げた。
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