脚荷
あしに
名詞
標準
ballast (for a ship)
文例 · 用例
飛脚荷物を持って来るものの名古屋|便りまでが気にかかって、半蔵はしばらくその門前に立ってながめた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
素あしにゴム靴でぴちゃぴちゃ水をわたる。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
それから小さな親切さうな青いきものの男がどうしたわけか片あしにリボンのやうにはんけちを結んでゐた。
— 宮沢賢治 『花椰菜』 青空文庫
」 そのあしに力をいれようとしても、さっぱりはいりません。
— 新美南吉 『あし』 青空文庫
その青じろい月の明りを浴びて、獅子は檻のなかをのそのそあるいて居りましたが、ほかのけだものどもは、頭をまげて前あしにのせたり、横にごろっとねころんだりしづかに睡ってゐました。
— 宮沢賢治 『月夜のけだもの』 青空文庫
それにまあ、なめくじばけもののような柔らかなおあしに、硬いはがねのわらじをはいて、なにが御志願でいらしゃるのやら。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
左山中|道、右桂谷道、と道程標の立った追分へ来ると、――その山中道の方から、脊のひょろひょろとした、頤の尖った、痩せこけた爺さんの、菅の一もんじ笠を真直に首に据えて、腰に風呂敷包をぐらつかせたのが、すあしに破脚絆、草鞋穿で、とぼとぼと竹の杖に曳かれて来たのがあった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
――…………………………※はれて逢われぬ恋仲に、人に心を奥の間より、しらせ嬉しく三千歳が、このうたいっぱいに、お蔦急ぎあしに引返す。
— 泉鏡花 『湯島の境内』 青空文庫
作例 · 標準
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