空気抜き
くうきぬき
名詞
標準
ventilator
文例 · 用例
天井の真中に白く塗った空気抜きの窓がただ一つあるだけであった。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
棟には幾つかの空気抜きの小さな塔が並んでいた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
果然――「ああ、あそこに空気抜きがある!
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
僕は頃合を見計らって、ちょっと後方に退ると、窓下の空気抜きに片足をかけるが早いか、やッと身を躍らせて雨垂れ落ちに飛びついた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
空気抜きの窓もあった。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
歩く足もとの壁の空気抜きからも、地下室の冷たい風が不意に吹き上って来たりした。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
またそこは高い上の方に、小さな空気抜きの穴がところどころにあるきりなので一層暗かった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
空気抜きからかすかに光りの射し込んで来るところは、互の顔もおぼろに見別けられたが、暗くなって来ると真紀子は、「恐いわ、恐いわ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫