別路
べつろ
名詞
標準
different road
文例 · 用例
されば路という路、右にめぐり左に転じ、林を貫き、野を横ぎり、真直なること鉄道線路のごときかと思えば、東よりすすみてまた東にかえるような迂回の路もあり、林にかくれ、谷にかくれ、野に現われ、また林にかくれ、野原の路のようによく遠くの別路ゆく人影を見ることは容易でない。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
別府晋介また、別路から、小天街道に赴いて海岸線を守ったが、此日、朝の十時から昼の三時に至る間激戦少しも止まず、官薩の死傷相匹敵したと云う。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
農家まで戻りて、小憩して歸路に就きしが、老人は、さきの薄原に閉口して、『別路を取らむ』といふ。
— 大町桂月 『赤城山』 青空文庫
渡舟にて渡りて後、しばし泳ぎけるが、歸りは別路を取りて、登戸の渡に來たる。
— 大町桂月 『多摩川冒險記』 青空文庫
独りわたくしの思索は敢て別路を行く。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
十和田湖前より別路を取り、大黒天、天の岩戸、金の神、山の神、火の神、風の神などの巖窟を見て、西海の濱に出で、近く惠比須島を見て歸途に就き、織田氏の家に小憩して、黄昏の頃、宇樽部に歸りぬ。
— 大町桂月 『十和田湖』 青空文庫
眺望に時をうつして、富士を下り、別路を取りて歸る。
— 大町桂月 『狹山紀行』 青空文庫
靴ぬぎて徒渉せむも、面倒なれば、ひきかへし、別路を取りて、漸く橋を得たり。
— 大町桂月 『狹山紀行』 青空文庫
作例 · 標準
幼い頃はいつも一緒に遊んでいたが、高校卒業を機に、二人はそれぞれの別路を歩み始めた。
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渋滞を避けるためにカーナビの指示を無視して別路を進んだら、余計に時間がかかってしまった。
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同じ目的を持って協力してきたが、意見の食い違いから、最終的には別路を辿ることになった。
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