じわり
じわり異読 ジワリ
副詞副詞-と
標準
gradually
文例 · 用例
「じわりじわり」に通じる。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
「あゝ我が父母いかにおはす」 と歌ひ終へると、花の一つがその声にゆり起されたやうに、眠むさうな花びらをじわりと開いた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
客も主人もなくなったところに私たちのまじわりがある。
— ――其中日記から―― 『鉄鉢と魚籃と』 青空文庫
私、十九歳より二十三歳まで、四年間土曜日ごとに逢っていたが、私はいちども、まじわりをしなかった。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
男まじわりの出来ぬ女だと」 この噂は求婚の青年の実家にまで聞えた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
女は水稼業の者だといわなかったかい」「いったんですよ」「それから」「じわりじわりといじくって気に入らねえね。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
ここへ奉公に来るときも、おまえの父とおっかあが、金を扱うところへ奉公に行くから、小判の毒に当てられるなよ、といったはずだが、どうだ、おじさんのいうことはまちがっているか」 いわれて、強く胸を打たれでもしたかのごとく、じわり、と目がしらをうるませていましたが、しゃくりあげ、しゃくりあげいいました。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
取替えまする間、おろうそくを持ちまするで厶ります」「うむ……」 大きくうむと言い乍ら対馬守は、突然何か胸のうちがすうと開けたように感じて、知らぬまにじわりと雫が目がしらに湧き上った。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
作例 · 標準
暑さがじわりと体にまとわりつき、不快な気分になった。
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彼の言葉は、じわりと私の心を温め、勇気を与えてくれた。
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朝焼けが、空の端からじわりじわりと広がり、美しいグラデーションを描き出した。
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