人傑
じんけつ
名詞
標準
great person
文例 · 用例
そうしてこの困難に当面して立派なものを作り上げるには、単に句作にすぐれたメンバーがそろっただけでは不十分であって、どうしても芭蕉ほどの統率的人傑を要する理由もわかってくるであろう。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
世間の所謂快人傑士が、その足下にも寄り付けない奇行快動ぶりに、測り知られぬ平々凡々な先生の、人間性の偉大さを感じて、この八十幾歳の好々爺が心から好きになってしまったのだから致し方がない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そこが頭山翁の古来ありふれた人傑と違っている点で、その平々凡々式の行き方が又、筆者をして頭山翁を好きにならしめた第一の条件になっているらしいのだ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
きゃつも一個の人傑だが、その上に立っている人間が、すばらしくえらい人物だな」「ははあ何者でございますか?
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
仮令い大帝は一種絶倫の人傑なりとするも、当時の露西亜に於て日本人の如く大胆にして且つ学問思想の緻密なる国民は容易になかろうと思われる。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
然りといえども勝氏も亦人傑なり、当時幕府内部の物論を排して旗下の士の激昂を鎮め、一身を犠牲にして政府を解き、以て王政維新の成功を易くして、これが為めに人の生命を救い財産を安全ならしめたるその功徳は少なからずというべし。
— 瘠我慢の説 『瘠我慢の説』 青空文庫
私はウィルソンだけが唯だ一人傑出した大人格であると考えていません。
— 与謝野晶子 『激動の中を行く』 青空文庫
十八 李人傑氏「村田君と共に李人傑氏を訪う。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫