鞘取り
さやとり
名詞
標準
文例 · 用例
裾をからげて砲兵の古靴をはいている様子は小作人というよりも雑穀屋の鞘取りだった。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
不埒な役人共は、奸商と結んで賄賂をとり、不当な高価で品物を買い入れ、または鞘取りをする。
— 佐藤垢石 『にらみ鯛』 青空文庫
昨日も浅田という元|孵化場で同僚だった鞘取のような男が札幌から来て、長いこと話していった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
その間に西洋の企業家、もしくは資本家、それもことごとく純粋の資本家か、但しはただの鞘取かは知らぬけれども、それらの徒が雑然|糾然として縦横無尽に働いている。
— 大隈重信 『三たび東方の平和を論ず』 青空文庫