薄情者
はくじょうもの
名詞
標準
insensitive person
文例 · 用例
酒井は耳にも掛けないで、「済まん事さ、俺も他人でないお前を、薄情者にはしたくないから、居処を教えてやろう。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「薄情者|奴が横顔さえも惜んだのか。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
貴方はそんなに未練がお有り遊ばしても、元この女は貴方を棄てて、余所へ嫁に入つて了つたやうな、実に畜生にも劣つた薄情者なのでは御座いませんか。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
女三 そう云えば、初めからそんな薄情者のような気がしたわねえ。
— A morality 『世評(一幕二場)』 青空文庫
何か一瞬悲しい声のざわめきをあげて、後に姿を消した家から、「薄情者ッ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
何とかキセキはあらわれないものか何とかどうにか出来ないものか私が働いている金はどこへ逃げて行くのだろうそして結局は薄情者になりボロカス女になり死ぬまでカフエーだの女中だのボロカス女になり果てる私は働き死にしなければならないのだろうか!
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
何とかキセキは現はれないものか何とかどうにか出来ないものか私が働らいてゐる金はどこへ逃げて行くのかそして結局は薄情者になりボロカス女になり死ぬまでカフエーだの女中だの女工だのボロカス女で私は働き死にしなければならないのか!
— 蒼馬を見たり 『蒼馬を見たり』 青空文庫
とうとう(畜生、徳子、薄情者) と、罵りつつ、それでいて、恋しさに、眠れぬ眼を、見えぬ昼間の家の方へ向けて(そこにいるなら、徳子、おれが、こんなになっているのを見せてやろうか) と、いうような呪、愚痴。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
作例 · 標準
人の気持ちを考えないなんて、なんて薄情者なんだ。
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彼女は彼を捨てた薄情者だと言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「あなたは本当に薄情者ね」と彼女は涙ながらに言った。
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