霽月
せいげつ
名詞
標準
moon shining in a rain-cleansed sky
文例 · 用例
そうかといって、情から離れ去った光風|霽月の身の上でもない。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
不意に、かんからと大笑すると、光風|霽月な声音でいいました。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
綱吉、礼をいうぞ」 光風霽月、さきほどまでのことには何のこだわりもない明るいお声です。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
心のうちは光風霽月ですから」 龍之介はこう言ったものの、彼の心中は決して光風霽月じゃなかった。
— 平林初之輔 『謎の女』 青空文庫
」「そんなことをしたかもしれませんねえ」「だって、お互いの気持ちさえ光風霽月ならベッドが並んでたってかまわないじゃないこと?
— 平林初之輔 『謎の女』 青空文庫
これさえ切れば光風|霽月、手をとってともに山中を行く、これを切るには不動智をもってすべし』などと一応もっともらしく、その実あいまいな屁理窟をつらね一刀両断に切ったのを、柳生|三巌という御用剣術家、無門関あたりから引っ張り出し、三学の説をあみ出したそうだの。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
四郎の一言で今までの低気圧がたちまち雲散霧消して、光風霽月、かんらかんらと朗らかにうち笑つて別れてしまう。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
淡きこと水の如きは大人の心か、昔の仇を夢と見て、今の現に報いんともせず、恨みず、亂れず、光風霽月の雅量は、流石は世を觀じたる瀧口入道なり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
作例 · 標準
雨上がりの夜空に浮かぶ霽月は、何とも言えない清涼感がある。
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彼の性格は「光風霽月」の言葉通り、さっぱりとしていてわだかまりがない。
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霽月の穏やかな光が、濡れた石畳を静かに照らし出していた。
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