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清見

きよみ
名詞
1
標準
Kiyomi orange (Citrus unshiu sinensis)
文例 · 用例
女づれの遊山旅に、桔梗一本折ればといって、駕籠を舁いだおじさんに渡りをつけねえじゃならなかったに、名物の外郎は、偶にゃ覚えた人があろか、清見寺の欄干から、韮山の虹を見たって、雲助を思い出す後生|願は一人もねえ。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
江尻も興津も直きそこだし、まだ知りませんが、久能山だの、竜華寺だの、名所があって、清見寺も、三保の松原も近いんですから、」 富士の山と申す、天までとどく山を御目にかけまするまで、主税は姫を賺して云った。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
最勝閣にまうでて最勝閣にまうでて詠める長歌ならびに反歌風速の三|保の浦廻、貝島のこの高殿は、天なるや不二をふりさけ、清見潟|満干の潮に、朝日さし夕日照りそふ。
北原白秋 青空文庫
永正十一(十七)年|駿河国興津に生れ、今川治部大輔殿に仕え、同国|清見が関に住居いたし候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書 青空文庫
このあいだ、清見寺の和尚様が見えました時に、主人が建てました」 平馬は床の間の掛物を振り返った。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
父の弔合戦、父が討死の処に死のうとの血相|凄まじい有様を貞清見て、貝を吹いて退軍を命じ、犬死を誡めて、切歯するのを無理に伴い帰った。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
清見寺から三保の松原を眺めて、諸人の立帰りつゝ見るとてや、関に向へる三保の松原 と詠んだ。
菊池寛 小田原陣 青空文庫
今日は興津泊りの豫定であつたが、先づ其處の園藝試驗場に知人を訪ねてみると伊豆の方へ旅行して留守だといふので、まだ日は高いしいつそ靜岡まで伸して置かうと急ぎ足に宿はづれの清見寺に詣で、早速汽車に乘つてしまつた。
春の二三日 樹木とその葉 青空文庫