菴羅
あんら
名詞
標準
mango
文例 · 用例
大千世界を見ること、掌中の菴羅果の如くすといふ程の意氣が無くてはならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
あんらくじにて、もりかねの、うたざらゑあり。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
「あんらも今あれアたとい東京へ行くにしたってはずかしい思いはしないに」と、ろくに手を通さない紋附や小紋のようなものを、縫い直しにやると言って、一ト背負い町へ持ち出して行かれたことなどを、くどくどと零した。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
一度でも、朝の内にいぢめられてゐた方がその日一日あんらくなやうな氣がし、泥でも藁繩でも打つかけられるままにされてゐる。
— 室生犀星 『めたん子傳』 青空文庫
それもお八つ時の出物が濟んでしまへば、無人あんらくのさかひだつた。
— 室生犀星 『めたん子傳』 青空文庫
あんらあ甕(油甕)、あんびん(水甕)、ちゅうかあ(酒|土瓶)、からから(酒注)、わんぶう(鉢)、まかい(碗)、その他、壺、皿、徳利、花活、香炉、湯呑、等色々の小品が出来る。
— 柳宗悦 『現在の日本民窯』 青空文庫
ちんぽこは白く子供の顔はあんらくそうであった。
— 室生犀星 『われはうたえども やぶれかぶれ』 青空文庫
そのあいだしゞゅう世の中がさわがしく、あるときはとおく都や江南の御陣へお出かけになったりしまして、いちにちとしてあんらくにおすごしあそばしたこともないのでござりますから、おなじはちすのうてなの上でいつまでも仲ようくらしたいとおのぞみになるのも、決してごむりではござりませぬ。
— 谷崎潤一郎 『盲目物語』 青空文庫
作例 · 標準
菴羅を使って文を作ってみた。
学生たちは菴羅について学習した。
菴羅の使い方は難しい。
先生は菴羅の定義を説明した。