未必
みひつ
名詞
標準
文例 · 用例
其書懐の詩に曰く聊取文章当結草、効身未必在華替。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
明子は容色の幾分を減却したれども、猶|紫藤花下に立ちし当年の少女を髣髴するは、未必しも難事にあらず。
— 芥川龍之介 『開化の殺人』 青空文庫
一六 賢者臨、未必爲遺訓。
— 南洲手抄言志録 『南洲手抄言志録』 青空文庫
ところが不幸な未必的予感が当って、四月十四日の大空襲が来た。
— 金森徳次郎 『親は眺めて考えている』 青空文庫
頼山陽は、その詠史の詩のうちに言って、翠楠未必勝黄花 と、うたったが、菊池の一族一門中、初めから終りまで、宮方へ味方して、終始一貫、変節者や離反をひとりも出さなかったことは、たしかに、ひがしに楠木、みなみに菊池党、ほかになかったといってよい。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫