沈淪
ちんりん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
sinking into obscurity
文例 · 用例
そうして、その一度一度|毎に、私の心は沈淪の患難に付されるかのように、畏懼れ、慄えるのでした。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
文化に於いて、はたまた産業に於いて然り、かしこくも明治大帝の教育に関する大御心はまことに神速に奥州の津々浦々にまで浸透して、奥州人特有の聞きぐるしき鼻音の減退と標準語の進出とを促し、嘗ての原始的状態に沈淪した蒙昧な蛮族の居住地に教化の御光を与へ、而して、いまや見よ云々。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
飜つて又世の才幹力量はありながら、しかも猶一起一倒、世路に沈淪して薄幸無福の人たるを免れぬものを見たならば、其の人の多くは惜福の工夫に缺けて居るのを見出すで有らう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
翌年の春に至るまで、私は憔悴し、沈淪し、神経は狂ひ、心は荒れに荒れすさんだ。
— 東京景物詩改題に就て 『雪と花火余言』 青空文庫
暗冥なる「死」の淵に、相及び相襲ぎて沈淪するもの、果して之れ人間の運命なるか。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
イスラヱルの子供等が斯の悲境に沈淪してありし時、神はモーセを遣はして彼等を囚禁より放ちて、カナンの陸に至らしめたり。
— 北村透谷 『主のつとめ』 青空文庫
まことに堂々たる構えであるが、しかもこの明治二年前後は、能楽師が極度の窮迫に沈淪していた時代であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
古来多くの科学者がこのために迫害や愚弄の焦点となったと同様に、芸術家がそのために悲惨な境界に沈淪せぬまでも、世間の反感を買うた例は少なくあるまい。
— 寺田寅彦 『科学者と芸術家』 青空文庫
作例 · 標準
かつての天才子役も、今や芸能界の荒波に呑まれ、沈淪の道を辿っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
不祥事を起こした政治家が、有権者の支持を完全に失い、政界の片隅に沈淪していく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
一時の栄華を極めた企業が、時代の変化に対応できず、市場から沈淪していった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
sinking deeply
作例 · 標準
深い悲しみの淵に沈淪し、彼女は一週間も部屋から一歩も出ることができなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ギャンブルの沼に沈淪し、親の遺産をすべて食い潰してしまった男の悲しい末路。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
深い瞑想に入ると、まるで宇宙の真理の中に沈淪していくような不思議な感覚に陥る。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview