夏水仙
なつずいせん異読 ナツズイセン
名詞
標準
hardy amaryllis (Lycoris squamigera)
文例 · 用例
風のまにまに、ふはふはと、夏水仙のにほひ、土の匂、あすはマリヤのお祭の宵宮にあたる賑やかさ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
辻の庭から打水の繁吹の霧がたちのぼり、風情くははるサン・ジァック、塔の姿が見榮する……風のまにまに、ふはふはと、夏水仙の匂、土のにほひ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
風のまにまにふはふはと、撫子が匂ふ、夏水仙が匂ふ、薔薇が匂ふ、土が匂ふ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
夏水仙を持つてかへつて活ける、楚々として純白な美しさ。
— 昭和十三年 『旅日記』 青空文庫
今日の雑草は夏水仙といふ花、その白いのがうれしい(これは雑草でなくて、どこかのこぼれ種らしい、川土手で摘んだが)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
ここは小川の岸であって、突羽根草の花や天女花の花や、夏水仙の花が咲いていた。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
小さい築山の裾のあたりに、夏水仙の花が咲き揃っていたが、緑にまじっているがために、琥珀のような色が冴えて見えた。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
夏水仙や金盞花や突羽根草や燕子花、小川の縁には雪かとばかり卯の花が白々と乱れている。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅に、夏水仙が鮮やかなピンク色の花を咲かせた。
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夏水仙は、花が咲く頃には葉が枯れているのが特徴だ。
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毎年お盆の時期になると、夏水仙が咲き始め、秋の訪れを感じさせる。
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