寝ぼけ声
ねぼけごえ
名詞
標準
half-awake voice
文例 · 用例
ここで水を飲もうとすると、犬が盛に吠える、「誰だあ、やい」戸の中から寝ぼけ声が聞える。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
『もう寝かけているところだ』と私はなぜか寝ぼけ声を使いました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
」と、李太郎は寝ぼけ声で答えたが、やはりすぐには起き上がりそうもなかった。
— 岡本綺堂 『雪女』 青空文庫
主翁は枕頭に坐った女房に揺り起されてやっと眼を覚したが、眠くて眠くてしかたがないので、伸ばした右の手の手首を左の指端で掻きながら寝ぼけ声を立てた。
— 田中貢太郎 『黄燈』 青空文庫
「今こんな忌な夢をみたから、息子の部屋へ行って様子をみて来ましょうか」「よせ、よせ」と、王は寝ぼけ声で叱った。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
二、三度もつづけて叩く音に、小僧の次八がようやく起きたが、かれも夢と現の境にあるような寝ぼけ声で寝床の中から訊いた。
— 三つの声 『半七捕物帳』 青空文庫
お国はまだ何やら、寝ぼけ声で話しかけたが、後は呻吟くように細い声が聞えて、じきにウトウトと眠りに陥ちてしまう。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
鉄の緊金や錆びた螺旋の軋る騒々しい音で、市の反対側の端にいた立番の巡査までが、仮寝の夢を破られて、ハッと鉾を取りなおしざま、寝ぼけ声を張りあげて、『誰だ、そこへ行くのは?
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
朝、電話に出た彼の声は、まだ寝ぼけ声だった。
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子供が寝ぼけ声で「おなかすいた」と言った。
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彼女は寝ぼけ声で、昨夜の夢の話を始めた。
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