暫くして
しばらくして
表現
標準
after a short time
文例 · 用例
――暫くして、「不可ませんようツ!
— 中原中也 『夢』 青空文庫
」 暫くして支那人の傭車夫が母にかう言つて笑つてゐるのが聞えた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
其処で患者は増すし却々人気も好かつたが、暫くして院長に大学出が来ると、父が大学出でないといふ理由の下に副院長に大学出を呼び寄せて父をその下にやつたのだ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
暫くして、同志Sが、やうやく口を切つた。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
冗談じゃないぜ息が詰っちまうぜ」 彼は、暫くして少年を揺り起した。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
暫くして何事をか口の内にてつぶやき、癇癪を起したる様子にて、その紙を引裂く。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
さて外の紙を取りてかき始め、暫くしてかき止め、またその紙を引裂く。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
また暫くして醫師に許されてから、宵の内など武井さんに「豐臣榮華物語」と云ふ講談を讀んで聞かせて貰つた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫