売地
うりち
名詞
標準
land for sale
文例 · 用例
だが、直ぐ気が変って眼の前の売地の札の前に立ちどまって自分の僅かな貯金と較べて価格を考えても見たりする。
— 岡本かの子 『かの女の朝』 青空文庫
畑などどしどし宅地に売られ、広い地所をもった植木屋は新しい切り割り道を所有地に貫通させ、奥に、売地と札を立てた四角い地面を幾区画か示している。
— 宮本百合子 『是は現実的な感想』 青空文庫
江州の返事が来ない内、千歳村の石山氏は無闇と乗地になって、幸い三つばかり売地があると知らしてよこした。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
そして売地や貸家の札を見て過る度々、何ともつかず其の胸算用をしながら自分も懐手で大儲がして見たいと思ふ。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
そして売地や貸家の札を見て過る度々、何ともつかずその胸算用をしながら自分も懐手で大儲がして見たいと思う。
— 永井荷風 『すみだ川』 青空文庫
東京建物会社※員某来り、小石川金冨町に七十坪程の売地ありと告ぐ。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
金剛寺阪を上り、余が呱呱の声を揚けたる赤子橋の角を曲り行けば、売地は田尻博士の屋敷と裏合せになりし処にて、鄰家は思案外史石橋先生の居邸なり。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
きょうの朝日の裏の広告など、売地、売家が一杯で貸家三四軒です。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
例句