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寒冷紗

かんれいしゃ
名詞
1
標準
cheesecloth
文例 · 用例
ベッドの上に掛け回したまっ白な寒冷紗の蚊帳の中にB教授の静かな寝顔が見えた。
寺田寅彦 B教授の死 青空文庫
俳句おらもまたあなたまかせよ一茶坊竹林の早春大正十一年の早春、小田原木兎の家の生活より水仙と菊掛の絹寒冷紗、その蔭の水仙と菊、鉢台の薄玻璃の壺。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
おらもまたあなたまかせぞ一茶坊水仙と菊 掛の絹寒冷紗、其蔭の水仙と菊、鉢台の薄玻璃の壺。
――長歌体詩篇二十一―― 観想の時 青空文庫
男は腰巻き一つで、うちわを使いながら、湯の番人の坐っている番台のふちに片手をかけて女に向うと、女はまた、どこで得たのか、白い寒冷紗の襞つき西洋寝巻きをつけて、そのそばに立ちながら涼んでいた。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
彼女は上等なインド寒冷紗でこさえた大きな美しい包屍布を優美にすらりと着ている。
寓意を含める物語 ペスト王 青空文庫
俺は貧乏人だから絹が買えないといって、寒冷紗の裏へ黄土を塗って地獄変相図を極彩色で描いた。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
尤も極彩色といっても泥画の小汚い極彩色で、ことさらに寒冷紗へ描いた処に椿岳独特のアイロニイが現れておる、この画は守田宝丹が買ったはずだから、今でも宝丹の家蔵になってるわけだが、地震の火事でどうなった乎。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
それで、ドンなものを父は製えるかというと、この前話した火消し人形のようなものから、いろいろ妙なものがありますが、その中で、夏向きになって来ると、種々な虫の形を土で拵えて足は針金で羽根は寒冷紗または適当な物で造り、色は虫その物によって彩色を施し、一見実物に見えるよう拵えるのです。
蘆の葉のおもちゃのはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
作例 · 標準
「よし、これで種まきは完了。あとは上から寒冷紗を掛けて、鳥に食べられないように守ってあげよう」
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夏の強い直射日光からデリケートな葉物野菜を守るため、畑一面に黒い寒冷紗を張って遮光する。
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「この苗、寒さに弱いから心配だな」「寒冷紗で二重に覆っておけば、少しは防寒対策になるはずよ」
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