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陀像

陀像
名詞
1
標準
文例 · 用例
お七の墓のほとりにある阿弥陀像の碑について、円乗寺の寺記には、「又かたはらに弥陀尊像の塔あり。
岡本綺堂 夢のお七 青空文庫
さうした例の一つとして、日本人の考へた山越しの阿彌陀像の由來と、之が書きたくなつた、私一個の事情をここに書きつける。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫
下は紅葉があつたり、瀧をあしらつたりして、古くからの山越しの阿彌陀像の約束を、活かさうとした古典繪家の意趣は、併しながら、よく現れてゐる。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫
集古館の山越しの阿彌陀像が、一つの不思議を呼び起したといふよりも、あの彌陀來迎圖を※つて、日本人が持つて來た神祕感の源頭が、震火の動搖に刺戟せられて、目立つて來たといふ方が、ほんたうらしい。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫
なぜこの特殊な彌陀像が、我々の國の藝術遺産として殘る樣になつたか、其解き棄てになつた不審が、いつまでも、民族の宗教心・審美觀などゝいへば大げさだが、何かのきつかけには、駭然として目を覺ます、さう謂つたあり樣に、おかれてあつたのではないか。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫
たゞ山越しの彌陀像や、彼岸中日の日想觀の風習が、日本固有のものとして、深く佛者の懷に採り入れられて來たことが、ちつとでも訣つて貰へれば、と考へてゐた。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫
山越しの阿彌陀像の殘るものは、新舊を數へれば、藝術上の逸品と見られるものだけでも、相當の數にはなるだらう。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫
一體、山越し阿彌陀像は比叡の横川で、僧都自ら感得したものと傳へられてゐる。
釈迢空 山越しの彌陀 青空文庫