鉄工所
てっこうじょ
名詞
標準
ironworks
文例 · 用例
明方物凄い雨風の音のなかにけたたましい鉄工所の非常汽笛が鳴り響いた。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
鉄工所の人は小さなランチへ波の凌ぎに長い竹竿を用意して荒天のなかを救助に向かった。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
松本自身鉄工所の一人息子でべつにけちくさい遊び方をした覚えもなく、金づかいが荒いと散々父親にこごとをいわれていたくらいだったが、しかし当時はよくよくのことが無い限り、果物など値の張るものはとらなかったものだった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
一時はひっそくしかけていた鉄工所も事変以来殷賑を極めて、いまはこんな身分だと、坂田を苛めてやりたかったのである。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
それがこの工場の十字架であり、誇りであると同時に、数十の鉄工所に対する不断の脅威となっていたからであった。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
で私は、労働でもやろうと考えて、今村家から出て川口町の鉄工所へと行った。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
鉄工所には一週間ぐらいしかいなかった。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
平生は鉄工所でどんがんする鎚の音、紡績会社の器械のうなり、汽笛の響、有らゆる諸工場の雑多な物鳴り等、大都会の騒々しさも、今日は一切に耳に入らない。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
作例 · 標準
父親は町の小さな鉄工所で働いている。
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橋の建設のため、鉄工所から大量の鋼材が運び込まれた。
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彼は鉄工所で技術を学び、独立して自分の工場を立ち上げた。
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