欧亜
おうあ
名詞
標準
Europe and Asia
文例 · 用例
少し唐突ではあるが地球上における蚯蚓の分布を調べた学者の研究の結果によると、ある種の蚯蚓は、東は日本から海を越えて大陸に、欧亜大陸を横断して西はスペインの果てまで広がり、さらに驚くべき事には大西洋を渡って北米合衆国の東部にまでも分布されているのである。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
この蛇来る地の人皆取る物も取らず、死人をも葬らず、叢榛に放火して、速やかに走り災を脱れた(一八七八年版、スミス『維多利亜生蕃篇』巻二)といえる事体、蛇よりは欧亜諸邦の毒竜の話に極めて似居る。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
蛇と財宝 竜の条で書いた通り、欧亜諸国で伏蔵すなわち財宝を匿した処にしばしば蛇が棲むより、竜や蛇が財宝を蓄え護るという伝説が多い。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
紺青色の馬はあり得べからぬようだが、これはもと欧亜諸国に広く行わるる白馬を尊ぶ風から出たらしい。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
上古の人が遺した石製の斧や槌は雷斧、雷槌など欧亜通称して、神が用いた武器と心得、神の表徴とした。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
今にして思うと、三十年前に人種競争の止むを得ざる結果から欧亜の大衝突の当然来るべきを切言した二葉亭の巨眼は推服すべきものであった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
「上海の化物の一つさ」 全く、欧亜の掃溜のような上海などには、十六堂会のような一国の警察権以上の勢力を持っている秘密結社があるらしい。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫
欧亜の風雲いよ/\急、一隅にせぐゝまる私のやうなものも心臓がどき/\うごく。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
作例 · 標準
例句