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魔魅

まみ
名詞頻度ランク #28053 · 青空 34
1
標準
deceiving spirit
文例 · 用例
浮きたる事にも、飛んだる事にも、馬を鹿に、というさえあるに、猫にしようとした……魔魅の振舞も沙汰過ぎる。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
よって、魔魅や、魔魅の目と導きで探って来たぞに、早う、なされんかに、お冬さん。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
わが邦にも魔魅、蝮蛇等と眼を見合せばたちまち気を奪われて死すといい(『塵塚物語』三)、インドにも毒竜視るところことごとく破壊す(『毘奈耶雑事』九)など説かれた。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
蛇の魅力『塵塚物語』は、天文二十一年作という、その内にいわく「ある人の曰く、およそ山中広野を過ぐるに、昼夜を分たず心得あるべし、人気|罕なる所で、天狗魔魅の類、あるいは蝮蛇を見付けたらば、逃げ隠るる時、必ず目を見合すべからず。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
万人に降臨して、平等に臨みたもう日天さえかくのごとし、いわんや魔魅|障礙の物をや、毫髪なりとも便を得て、その物に化して真気を奪わんと窺う時、眼を見るべからずとぞ」。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
いかなる魔魅も、こういう人間の一念な行には、近よりがたいであろうと思えた。
吉川英治 親鸞 青空文庫
声に、魔魅の力すら覚えるのだった。
吉川英治 親鸞 青空文庫
少年の姿を借りた魔魅と、問答でもしているような気持に打たれたからである。
空の巻 宮本武蔵 青空文庫