気をよくする
きをよくする
表現動詞-サ変-する
標準
to be pleased
文例 · 用例
俺は、お前の病気をよくするために、薬と食物とを買わなければならないんだ。
— 横光利一 『春は馬車に乗って』 青空文庫
三津子は兄の友人である帆村の発言に気をよくしたのもほんの一瞬のことで、論旨を聞けば気をよくするどころではなかった。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
犠牲的精神を感じて気をよくすることもできるのである。
— 坂口安吾 『お喋り競争』 青空文庫
かにの身は粥の五分の一くらい、刻みしょうがを加えれば、香気をよくする。
— 北大路魯山人 『夜寒に火を囲んで懐しい雑炊』 青空文庫
村田君が私の病気をよくするために苦心惨憺ようやく手に入れた魚だから、ほかの元気な者に食わせてはせっかくの苦心に対して申しわけない、とも言えるだろう。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
母さんのためなら、僕、絶対、行くのいやだ」 ルピック氏は、この選り好みで、気をよくするどころか、むしろ、当惑の体である。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
そして、いつかは何らかの形ではっきり知れることとすれば、他人の口からわからせるよりも、いまのうちに自分が打ちあけたほうがおせい様も気をよくするだろうと思った。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
報知に劇評「ロッパ上出来」これで気をよくする。
— 昭和十五年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫