ぬたくる
ぬたくる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to scrawl
文例 · 用例
いたずらものの野鼠は真二つになって落ち、ぬたくる蛇は寸断になって蠢くほどで、虫、獣も、今は恐れて、床、天井を損わない。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
義雄がさきに東京を乘り出した汽車の上で、退屈と疲勞と睡眠不足と臨時習慣性との爲め、汽車の動搖が自分の神經の働きとなり、そして、曉け方、東北の青い野原をうはばみのぬたくる樣に進んでゐる汽車が、渠の散文詩で歌つた通り、自分その物になつてしまつた。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
二ツの蕪のようなオッパイを空中にとばせるために十尺四方も色をぬたくる必要があるか。
— 教祖展覧会 『安吾巷談』 青空文庫
前述したように、苦学目的で上京した当時、蒔絵師T氏の許で多少蒔絵を習ったり、図案を採るため、琳派や土佐画の模写に眼をただらした事があるので、何かの折、いたずら描きでもぬたくると、今でもその下地が意識なく出るのである。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
作例 · 標準
子供が壁にクレヨンで絵をぬたくっていた。
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彼は怒りに任せて、紙に意味不明な文字をぬたくった。
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黒板にチョークで適当に文字をぬたくる。
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