仙翁
せんのう異読 センノウ
名詞
標準
lychnis (Lychnis senno)
文例 · 用例
呉の時に太極眞人が會稽の上虞山に於て太極左宮仙翁葛玄に度人經を授け、靈書中篇を増した。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
張道陵や葛仙翁は道教の大立物であるが、それらより後の葛洪は著述の多い、文藻に長けた、博識の人であるのに、其の著の抱朴子や金※經等に、元始天尊の思想の影響も度人妙經の記事の影響も見出し難いのは、度人妙經が然云はれてゐるに關はらず、葛洪の眼には入つてゐなかつたやうに考へられてならない。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
盧生が邯鄲というところで仙翁から枕を借りて仮寝すると、黄梁の飯の出来上るまでに五十年の栄華の夢を見たという話でございます。
— 枕の妖異 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
これは『枕中記』という唐代の小説にある物語ですが、仙翁は回教の暗示だと申すことで、この思想は儒教や仏教から来たものでなく、中央|亜細亜の荒漠たる風土の中に育ったものらしく思われるのであります。
— 枕の妖異 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
日本の仙人が支那のように技術の力でなく、とうてい習得しがたい身の運のようなものを具えていたことを、説明しようとする昔話に過ぎぬのだが、これをさえ受売するからには仙翁でもなかったのである。
— 柳田国男 『山の人生』 青空文庫
陳震は、いま南征の途上にある蜀帝の旨を仔細に語って、「ぜひ、仙翁をわずらわして、お問いいたしたいと仰せられます。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
玄徳は、やがてこの仙翁を前に、忌憚なく述懐して質問した。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
忌憚なく、仙翁の卜う旨を聞かせてもらいたい」 李意は、膠もなく云った。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅に、可憐な白い花を咲かせる**仙翁**が植えられている。
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**仙翁**は、その清楚な姿から「庭の宝石」とも呼ばれる。
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「この花、なんていう名前なの?」と聞かれ、「これは**仙翁**だよ。秋になると咲くんだ」と答えた。
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