退城
たいじょう
名詞
標準
文例 · 用例
旧旗下の臣も退城し、諸藩の兵隊も帰陣して、尾州兵が城内へ繰り込んだ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
入城したから退城した。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
――係り海野甚三郎は、お品の出るまで、退城はならぬ) と、云い渡した。
— 吉川英治 『夏虫行燈』 青空文庫
城の乾門では、果して、奉行の下役が詰めていて、退城の者を止め、いちいち体調べをして通した。
— 吉川英治 『夏虫行燈』 青空文庫
そして、退城して来たものをつかまえては、「どうだ……御評議のもようは?
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
退城して、領地の郡へ、引っ返してゆく将もあるが、尠くも、何分の一かは、先頃から本城にふみ止まっている様子であった。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
(腹も立たない) と、呆れ顔から吐息をもらしていると、まず第一の挨拶が、きょう一日のお城の無事と、主君の消息を告げることであったので、律儀な又右衛門は、それに対して、「おお」 と、思わず坐り直し、「今、お退城か。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
そちからも、便りを怠るな」「仰せまでもございませぬ」 秀吉は、安土を退城った。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫