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闊然

闊然
名詞
1
標準
文例 · 用例
彼はこう思うと、そこに自分の進むべき闊然たる大道が開けているように思われた。
菊池寛 勲章を貰う話 青空文庫
コ、これを見よ」 源三郎、膝わきに引きつけた大刀の柄をたたいて、闊然とわらった。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
一時失望したが、今度は一義的な仕事のみ出来るような闊然たる心地――についた。
一九二七年(昭和二年) 日記 青空文庫
そこの門から城内を見ると闊然とした空ばかりある。
宮本百合子 モスクワ印象記 青空文庫
五十過ぎてから、寺家の悟りのやうに胸の蓮華が闊然と思ひ開けて、十五・二八の娘の性根を体得する事になつた。
――中村魁車を誄す―― 街衢の戦死者 青空文庫
今迄光線のよく通らない際涯のない森林を通つて來て急に闊然と眼界が開けたので、私達は眼の舞ふ程に喜んだ。
沼井鐵太郎 黒岩山を探る 青空文庫