幻辞.com

黒船

くろふね
名詞頻度ランク #29870 · 青空 350
1
標準
black ships
文例 · 用例
三千日の夜あけ方、和蘭陀の黒船に、旭を載せた鸚鵡の緋の色。
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
」「親方……」――はじめ黒船橋の袂で、窓から雨を見た、床屋の小僧に聞くと、怪げんな顏をして親方を呼んだ、が分らない。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
だから日本歴史全部のうちで尤も先生の心を刺戟したものは、日本人がどうして西洋と接触し始めて、またその影響がどう働らいて、黒船着後に至って全局面の劇変を引き起したかという点にあったものと見える。
夏目漱石 マードック先生の『日本歴史』 青空文庫
赤児はお光と名づけ、もう乳ばなれするころだったゆえ、乳母の心配もいらず、自分の手一つで育てて四つになった夏、ちょうど江戸の黒船さわぎのなかで登勢は千代を生んだ。
織田作之助 青空文庫
昔よりいまに渡り来る黒船縁がつくれば鱶の餌となる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
黒船の加比丹を、紅毛の不可思議国を、色赤きびいどろを、匂鋭きあんじやべいいる、南蛮の桟留縞を、はた、阿刺吉、珍※の酒を。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
四十年十二月  黒船黒煙ほのにひとすぢ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
濡れ焙ぶる水無月ぞらの日の名残はた掻き濁し、暗澹と、あはれ黒船、真黒なる管絃楽の帆の響死と悔恨の闇|擾し壊れくづるる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
2
標準
foreign disruptor (of the Japanese market)
ウィキペディア

黒船(くろふね)は、大型の西洋式航洋船のことで、語としては江戸時代の前から近世の日本で用いられた。

出典: 黒船 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0