いずれは
いずれは
表現
標準
eventually
文例 · 用例
いずれは君にもお鉢が廻るんだろうが、兎に角警戒を要する。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
「どうか頼むから、もっと、喰べるものを喰べて、肥ってお呉れ、そうして呉れないと、あたしは、朝晩、いたたまれない気がするから」 子供は自分の畸形な性質から、いずれは犯すであろうと予感した罪悪を、犯したような気がした。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
集る者は大抵四十から五十、六十の相当年輩の男ばかりで、いずれは道楽の果、五合の濁酒が欲しくて、取縋る女房子供を蹴飛ばし張りとばし、家中の最後の一物まで持ち込んで来たという感じでありました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
しかも、注射代などけっして安いものではなく、そのような余分の貯えは失礼ながら友人にあるはずもなく、いずれは苦しい算段をしたにちがいないので、とにかくこれは、ひどい災難である。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
いずれは、ふるさとの自慢の子。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
いずれはもろともに、善逝の示された光の道を進み、かの無上菩提に至ることでございます。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
そして自分は一人娘である以上、いずれは平凡な婿を取って、一生この餓鬼窟の女番人にならなければなるまい。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
かれが最初に強情を張っているのは、一日でも生き延びようとする執着心か、あるいは係りの役人たちに対する一種の反感から湧いて来た意地ずくか、いずれはそんなものであったらしいのであるが、今日の彼は寧ろ一種の虚栄心ともいうべきものに支配されていた。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
作例 · 標準
この計画はいずれは承認されるだろう。
彼はいずれは大成する人物だ。
その技術はいずれは実用化されると予想される。
いずれは私たちも同じような状況に置かれるかもしれない。