偽本
ぎほん
名詞
標準
spurious book
文例 · 用例
此の如く千金方は、支那に於ても我国に於ても、偽本のみ行はれてゐることゝなつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
偽本をつくつたものは白井に非ざれば木場である。
— 永井荷風 『来訪者』 青空文庫
」九 白井と木場との二人がわたくしの旧稿怪夢録といふものの手沢偽本をつくり、岩田といふ者が知らずにそれを買つた事を憤り、興信所に依嘱して二人の生活状態を探偵させたはなしは前に述べたとほりである。
— 永井荷風 『来訪者』 青空文庫
偽書偽本のはなしも其後はさつぱり耳にしなくなつた。
— 永井荷風 『来訪者』 青空文庫