手塩
てしお
名詞
標準
table salt
文例 · 用例
僕は掛合い万歳は好きでない」「君は自分の手塩にかけた作品を市場にさらしたあとの突き刺されるような悲しみを知らないようだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
しかしまた、一方で、多年手塩にかけた子供らを安心して学校に託している「赤くない親たち」の心持ちから言えば、せっかく苦労して育てただいじのだいじの子供らを赤い先生のためにだいなしにされたと思うかもしれない。
— 寺田寅彦 『さるかに合戦と桃太郎』 青空文庫
醤油注ぎ、手塩皿、ちりれんげ、なぞの載っている盆を持出した。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
手塩皿の溜醤油に片れの一角を浸し熱さを吹いては喰べた。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
これが、わしの二十年間、手塩にかけてお育て申したお子さまか。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
あれは私の、手塩にかけた子供です。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
「伯耆国は淀江村の百姓、太郎左衛門が、五十八年間手塩にかけて、――」木戸番は叫ぶ。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
)阿闍梨『や、や、こりゃ真正の生首』源右衛門『粗末の品ではござりまするが、手塩にかけて育てた忰。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
作例 · 標準
お膳の端に添えられた手塩を、天ぷらに少しだけつけていただく。
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昔は食卓に手塩が置かれ、客が自分の好みに合わせて味を調節していた。
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焼き魚の横に、指でつまみやすいよう少量の白いたまりの手塩を盛った。
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標準
small plate
作例 · 標準
漬物を盛り付けるために、上品な絵付けが施された手塩を用意した。
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食事の際、骨や種を一時的に置くための手塩として小さな皿を借りた。
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この古伊万里の手塩は、小さいながらも非常に精巧な模様が描かれている。
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