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地紙

じがみ
名詞
1
標準
paper for fans or parasols (cut in a fan shape)
文例 · 用例
ドウダンツツジの葉と、背向きになって、翠い地紙に、赭っちゃけた斑が交ったようだ、何枚も、何枚も、描き捨てられた反古のような落葉が、下に腐って、半ば黒土に化けている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
東方を顧れば、箱根足柄にかぶさる雲から、雨脚のような光線が流れて、大裾野は扇の地紙のように、森や小阜の折目を正しくして、黄色に展開している。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
凡八|町四方ばかりの間、扇の地紙のような形に、空にも下にも充満の花です。
泉鏡花 薬草取 青空文庫
扇の地紙形に、兩方に袂をふくらましたる形、大々小々いろ/\あり。
泉鏡花 寸情風土記 青空文庫
」 手を放すより、二三間|駈出して、われはまず青楓の扇の地紙開きたるよう、月を蔽いて広がりたる枝の下に彳みつ。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
あの低い松の枝の地紙形に翳蔽える葉の裏に、葦簀を掛けて、掘抜に繞らした中を、美しい清水は、松影に揺れ動いて、日盛にも白銀の月影をこぼして溢るるのを、広い水槽でうけて、その中に、真桑瓜、西瓜、桃、李の実を冷して売る。
泉鏡花 瓜の涙 青空文庫
客は毛受けという地紙なりの小板を胸の所へ捧げ、月代を剃ると、それを下で受けるという風で、今と反対に通りの方へ客は向いていた。
その頃の床屋と湯屋のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
古い表装でところどころ磨りきれたのが気になつてはゐるが、地紙が大分痛んでゐるので、表装をしかへることも見合せてゐる。
大正十四(一九二五)年 茶話 青空文庫
作例 · 標準
職人は扇子を作るために、丁寧に地紙を裁断していた。
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この地紙は、非常に丈夫でしなやかな素材でできている。
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絵付けされた地紙は、涼やかな風を運んでくれそうだ。
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2
標準
ground paper
作例 · 標準
和紙の地紙に繊細な模様が描かれている。
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この絵は地紙の色が作品全体の雰囲気を決定づけている。
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地紙が透けるほど薄い絵の具で描かれた風景画は、とても幻想的だった。
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