存置
そんち
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
maintain
文例 · 用例
今も日高郡などは、一村に指定神社の外の社を存置せんとせば、その大字民はその大字の社の社費と、それからまた別に指定神社すなわち大字外の社の社費を、二重に負担せざるべからず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
この村には一年百円を費やさざれば古社も保存を許されぬに、かの村には一年二十円内外を払うて、しかも月次幣帛料を受くる社二、三並び存置さるるあり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
徴兵猶豫一年志願兵等ハ現時ノ教育的差等ヨリ結果セル者ナルヲ以テ、十年一貫ノ國民教育ニヨリテ此等ヲ存置スル善惡一切ノ理由ハ消失スベシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
他ニ百利アリト假想スルモ存置セシムベキ除外例ニ非ズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
筆者は公娼存置にも、張店にも賛成だけれど、遊郭そのものゝ改良は、早晩行ふべきだと思つてゐる。
— 小酒井不木 『名古屋スケツチ』 青空文庫
また娼婦の国家的公認は、娼婦の存置が人間の弱点と社会組織の不備とから来るやむをえない消極的事情に由るということを忘れて、かえって積極的に必要な公共機関であるように、多数の無智な男女に誤解させる。
— 与謝野晶子 『私娼の撲滅について』 青空文庫
私は内務省が先きに絶滅させる必要のある、そうして絶滅させることの容易な公娼を存して置いて、絶滅させることの難い、そうして存置する方が公娼よりも害毒の露骨でない私娼を撲滅しようとするのを見て、その無駄な努力を惜むよりも、更にその社会的影響の好くないことを想う者である。
— 与謝野晶子 『私娼の撲滅について』 青空文庫
しかるに、翌十一年二月二十七日、伊藤総裁は審査局に出頭し、内閣より上奏を経て、皇室に対する罪および内乱に関する罪は、これを存置することに決定したる旨を口達せられた。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
作例 · 標準
この建物の歴史的価値を考慮し、現状のまま「存置」することが決定された。
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古い慣習を「存置」するか、近代化を進めるか、地域で議論が続いている。
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一時的な措置として、この規則は当面「存置」されることになった。
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