ゾロリ
ゾロリ異読 ぞろり
副詞-と副詞
標準
all together in a line
文例 · 用例
ところが或る朝、突然|刺を通じたので会って見ると、斜子の黒の紋付きに白ッぽい一楽のゾロリとした背の高いスッキリした下町の若檀那風の男で、想像したほど忌味がなかった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
貧乏咄をして小遣銭にも困るような泣言を能くいっていても、いつでもゾロリとした常綺羅で、困ってるような気振は少しもなかった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
こんな長屋に親の厄介となっていたのだから無論気楽な身の上ではなかったろうが、外出ける時はイツデモ常綺羅の斜子の紋付に一楽の小袖というゾロリとした服装をしていた。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
右手の粗末な数列の床几に、ドタ靴の委員たちがゾロリとかけ、新しい木や古い木をブッつけた台の上へ議長がのっている。
— ――「ナップ」第三回大会にふれて―― 『文芸時評』 青空文庫
茲にも廊下の左右に戸を閉じた室が幾個もある、戸の引き手を旋して見ると敦れも錠が卸りて居るが、中に唯一つ爾でないのが有るから、戸を開いて首を入れて見ると蜘蛛の巣がゾロリと顔に掛った。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
次に、彼女が背後にまわる気配がして、こんどは肩の上からゾロリとした着物のようなものを着せた。
— 海野十三 『鍵から抜け出した女』 青空文庫
一日中寝巻姿でゾロリとしている技師ニェムツェウィッチの女房が、騒動をききつけてドアから鼻をつっこみ、それを鎮めるどころか、折から書類入鞄を抱えてとび込んで来たドミトリーを見るや否や、キーキー声で喰ってかかった。
— ――ソヴェト文学に現れた婦人の生活―― 『「インガ」』 青空文庫
斯う云う真夜中に只一人起きて居ると、余り、自分の総てが明かに意識されるために、一寸、一足その妙に静まった部屋の中で歩いても、直ちに、その部屋にある丈のものが、同じだけの距離を、動く自分につれてゾロリとずって来そうな気さえする。
— 宮本百合子 『無題(三)』 青空文庫
作例 · 標準
デモ行進の参加者が、ゾロリと通りを埋め尽くした。
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閉店間際なのに、客がゾロリとレジに並び始めた。
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昔のアルバムを開くと、家族がゾロリと写っている写真があった。
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標準
dressed sloppily
作例 · 標準
休日の父は、いつもゾロリとしたTシャツと短パンで過ごしている。
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彼がゾロリとした服装で来たので、皆驚いていた。
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ゾロリとした格好でも、彼はなぜかおしゃれに見える。
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